12月4日のウェブニュースにて
歯を失う人が見落としがちな「根が折れる」事実
という記事が紹介されました。
歯を失う原因のトップはやはり、歯周病と虫歯です。調査によると抜歯の原因として、歯周病や42%、虫歯は32%とこの二つで7割と原因の多くを占めています。
意外と知られていないのが、3番目に多いと言われる「歯根破折」です。聞いたことがあるという人は少ないのではないでしょうか?
この歯根破折とは歯茎に埋まっている歯の根っこが何らかの原因でヒビが入ったり折れてしまったりして、歯が抜けるというもの。
この歯根破折の原因になるのが、食いしばりや歯軋り、噛む力が強かったり、硬いものの食べ過ぎなど、日常生活で起こりがちなものも多くあります。
他にも、神経を抜いている歯や金属の硬い詰め物や土台を入れていたり、インプラントの周りの歯や噛み合う歯も脆くなりがちです。
このように治療によって脆くなってしまった場合とそれに合わせて食いしばりや歯ぎしりの癖があったりすると歯根破折は起こりやすくなります。
なお、歯根は歯茎に埋まっているため個人での早期発見が非常に難しく、気がついた頃には折れる寸前だった・・・などということもあります。
インプラントをしているひとは、もちろんその後のメンテナンスも大切ですし、定期的に通って周りの歯に影響を与えてないかプロに調べてもらう必要がありますが、そうでない人でも、定期的な歯科検診で食いしばりや歯ぎしりの癖はないか調べてもらったり、硬い金属の詰め物を柔らかい素材のものに変えて対策をするなどの治療を施すことで予防できます。
ぜひこれを機に、定期的な検診を心がけてみてはいかがでしょうか。
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歯を失う人が見落としがちな「根が折れる」事実
記事提供元:東洋経済オンライン さま
記事掲載元:Yahoo!JAPANさま
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